一人なら実現困難なことも、支えてくれる上司や仲間がいるからこそ実現できるし、長く働けています。

POINT
- 利用者さまの笑顔づくりは、職員の働きやすい環境づくりから。
- 神戸海星会を選んだのは、就職先を探すときに参加した就職フェアがきっかけでした。神戸海星会へは介護系専門学校の最初の実習で訪れ、そのフェアのときには既に実習から2年くらい経っていたのにも関わらず、実習時の私を覚えてくださっていたんです。実習生は私以外にも何人もいて特に目立ったこともしていないのに覚えてくれていて本当に感激したことを覚えています。ちなみに、フェアのブースで私のことを覚えてくれていた人は現在、うみのほしルルドの副施設長です。私は2022年1月からフロアのリーダーを任されていて、職員が働きやすい環境づくりに尽力しています。というのも、職員が働きやすいと思ってこそ、利用者さまへのケアにより集中できる考えているからです。より良い環境づくりに向けて特に大事にしているのは、コミュニケーション。職員から何か困っていることはないか、いつも私のほうより聞くように心がけています。
POINT
- 職員目線で業務改善。従来の慣習にとらわれず変えるべきところは変えています。
- 業務改善の取り組み事例のひとつとして、業務時間を変えたほうが働きやすいのではと考えて、思い切って変えたことがありました。もちろん、私の一存だけでできることではなく、「いいね!」と一緒に動いてくれる上司や仲間がいるからこそできたことです。実施したのは、始業時間の1時間の前倒し。それまでの11時~20時の勤務時間を、私のフロアは10時~19時に変更しました。実際、19時30分くらいになるとご就寝なさっている利用者さまがほとんどで、夜勤の職員も出勤してきているので、20時前後はそれほど人員を必要としません。それなら1時間出勤を早めて利用者さまが活動されている日中の時間帯の人員を厚くしたほうが利用者さまはもちろん、他の勤務時間の職員も、何より職員自身にとっても大きなメリットとなると考えました。特に寒い冬に1時間早く帰宅できるようになり職員は大喜び。そんな姿を見ると柔軟に変更して良かったと思います。
POINT
- 質の高いケアをお届けするため、さらならスキルアップを目指していきます。
- 日々の業務改善のための取り組みが職員の「働きやすい!」と完全に合致したときは、みんなから「やりやすくなった!」と言ってもらえます。その言葉は本当にうれしく、また頑張ろうという気持ちを湧き上がらせてくれますね。「介護」という言葉だけだと、私たち介護士が利用者さまをお世話している立場で、それが介護職の仕事という印象を受けるかもしれません。でも、私はどちらかというと人生の先輩である利用者さまからさまざまなことを教えてもらったり、「ありがとう」との言葉をくださり頑張ろうと思えたり、こちらがお世話をして差し上げているというより、利用者さまからいただいていることのほう多いなと思っています。利用者さまへより質の高いケアをお届けするため、フロアリーダーとしても、一人の介護職員としてもスキルアップしなければなりません。その一環として社会福祉士の取得を目指しています。これからも職員みんなで、利用者さまのためにできることを一つでも多く探していきたいです。

SCHEDULE
一日の流れ
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8:00
出勤
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保育園に子どもを預けてから出勤。まずは朝食の介助からスタートです。
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10:00
移動介助
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食後はお部屋に戻る利用者さまが多く、移動のお手伝いや排泄介助を行います。
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11:00
お昼休憩
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コンビニエンスストアで購入したお弁当を持参することが多いです。たまに家からお手製のおにぎりを持ってくることもあります。
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12:00
昼食介助
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自分の昼食が終われば利用者さまの昼食の介助を行います。
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13:00
入浴介助
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利用者さまの入浴介助を行います。
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15:00
おやつ
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おやつの準備と介助を行います。
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17:00
退勤
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本日もお疲れ様でした。
PROFILE
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葛野 有衣子
フロアリーダー / うみのほし六甲 / 2013年入職
- 理学療法士を志すものの、以前から憧れていた介護士へ進路変更し、介護系の専門学校へ入学し直す。神戸海星会の施設へ学校の実習時に訪問。就職活動の一環として参加した就職フェアで運命の再会。実習時の自身を覚えてくれていたことに感激し、2013年新卒で入職。産休・育休を経て2021年、うみのほし六甲へ復職。2022年より現職のフロアリーダーを務める。プライベートでは1児の母。
- インタビュー:2023年1月